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外壁メーカーさんのコンテストで入賞したので、掲載用の撮影ということで、

先日、「真行田の家」にお邪魔してきました^^



薪置き場がなんとも素敵で羨ましい限りです。

薪ストーブの感想をお聞きするのをすっかり忘れてました^^;


また記念品をお届けする際にお聞きしたいと思います。

賞についてはまた後日お知らせする予定です^^



加門建築設計室


先日、「既存不適格建築物の増築」の勉強会があり、参加してきました。



まず、「既存不適格建築物」とは、



建設時には適法で着工後に法改正されて適合しなくなった建築物を指します。 「違法建築物」になったわけではなく、あくまで「既存不適格建築物」として扱われることに注意が必要です。

で、構造毎のその時期はというと、



意外に最近だと感じませんか? 平成一桁年代の建物でも「既存不適格建築物」となります。

この「既存不適格建築物」に増築する場合、規模、構造、一体か分離かにより、 申請が異なるということを勉強してきました。

2年くらい前に緩和され、増築しやすくなったとはなんとなく知ってはいたのですが、 内容についてはそこまで詳しく知らず、条件等も細分化されてました。 (詳細については割愛しますm(__)m)

今回の勉強会では、平成12年という築20年に満たない結構最近の建物でも該当するということを知り、増築案件は注意が必要だと感じました。 (平成案件くらいなら問題ないとなんとなく思ってました^^;)

今回の記事も誰かのお役に立てれば幸いです。


加門建築設計室

敷地の半分が崖で、崖下の隣地(道路)との高低差が20m近くあるような案件。 当然、愛知県条例のがけ条例に関わるので、20m下の部分から図面上30°のラインを引き、その範囲に基礎と一体とみなされる杭を打つことで、がけに対し安全な建築物として申請する予定でした。



【当初の申請イメージ】※福山市WEBより抜粋 


しかし、地盤調査をしたところ、岩盤で杭が打てないということが判明。 地盤が固すぎて杭が1mも入らないとか・・・

本来、地盤が固ければ喜ぶ話なのですが、今回に限ってはさてどうしましょうかという問題です。 がけ条例は、その岩盤が「硬岩盤」であることが証明できれば安全上支障が無いものとしてみなすとあり、 その「硬岩盤」とは一般に花崗岩、閃緑岩、片麻岩などなどを指すそうです。



ボーリング調査を行ったところ、見事、「花崗岩」であることが判明しました。



この結果にて申請機関に相談に行ったところ、がけ条例クリアとの回答を頂きました^^ 即日の回答では無く、検討して頂いた後の回答だったので、少しだけ肝を冷やしましたが、 無事に見通しが立ち安堵しています。

よく考えてみたら自然の崖なわけですから、固い地層である確率が高いので、 こういう事例もありそうなものなのですが、行く先々で前例が無いと言われ、 またしてもレアケース案件でしたので、こうしてブログに残しておこうと思った次第です。

自治体によって考え方が違うかもしれませんが、ご覧頂いた方のお役にたてば幸いです。


加門建築設計室

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